現在2歳の長女は、少し前までベビーカー・チャイルドシートは断固拒否。車で10分の距離にあるスーパーに行くのも、決死の覚悟でした。
それが、多少のグズりはあるもののやっと人並みに乗せられるようになりました。
ここまでの道のりが長かった…!
うちの場合は時間が解決してくれたに等しいので、たいして有益な情報はありませんが(すみません) 同じように子供がチャイルドシート・ベビーカーに乗ってくれない!辛い!と悩んでいる方に、うちの子こんなだったよ!一緒にがんばりましょう!と言う気持ちを込めて書きました。
では長女のベビーカー・チャイルドシート拒否の歴史と、克服の為こんな商品・こんな方法試しました、というのを書いていきます。
⭐︎チャイルドシート拒否のはじまり
生後2か月
ワクチン接種が始まり、この頃から少しずつ車に乗せる機会が増えた娘。
赤信号で車が止まると激しく泣くので車に乗せる日は少し憂鬱でしたが、車が動いてさえいれば静かに乗っていてくれたのでこの頃はこちらのメンタルもまだ余裕がありました。
慣れれば泣かなくなるだろうぐらいの事を思っていました。
⭐︎まさかのベビーカーも…?
生後3か月
ベビーカーデビューを果たしますが、ものの5分で終了します。
自宅を出て10メートルほど進んだところでギャン泣きが始まり、しばらく歩きましたが道行く人の視線が痛くて退散しました。
ベビーカーだったら泣かないはず!だって止まらず歩いてればいいんだから。振動が心地良くて寝てくれるかもしれないな〜などと考えていた私の期待は早々に打ち砕かれました。
この頃ハマっていたのが、12人お子さんがおられる有名な助産師さん、HISAKOさんのYouTube動画です。第一子の手探り状態の子育て、どうしたら良いか分からない…そんな時HISAKOさんの動画に助けられている方も多いのではないでしょうか。
ある日こんなタイトルの動画を見つけました。
【ベビーカーを拒否する子供はどうすれば乗ってくれますか?】
私の求めていた答えがここに…!
前のめりで視聴したこの動画。HISAKOさんは、親と子供の根比べです!どれだけ泣いても喚いても降ろさない、それを繰り返すしかない。とおっしゃっていて、めちゃめちゃ納得したと同時に、やってみようという根性はない豆腐メンタル。
ベビーカーデビューの後、夫と散歩がてら何度か乗せてみましたが、何をどうやってもギャン泣きの娘。
自分以外にも大人がいると多少泣かれても訓練訓練!と笑っていられますが、一対一となるとどうしても周囲の反応を気にしてしまい、堂々としていられません。
⭐︎そして抱っこ紐オンリーの生活へ
娘は抱っこ紐に入れていると何時間でもご機嫌だったのと、私も腰痛や肩こりで悩む事がなかったので、抱っこ紐でいっか!と抱っこ紐オンリーの生活が始まりました。
賃貸の狭い玄関に鎮座するただの置き物と化したどデカいベビーカー。目に入るたび気持ちがどんより沈んでいきました…。
張り切ってすぐに大物を買ったバカ者です。置き場もないのに。
育児で最もお世話になったと言っても過言ではないエルゴとヒップシート。またいつか記事にしたいと思いますが、抱っこ紐ジプシーで試した抱っこ紐は数知れず。その中でもこの2つは私のスタメンです。
⭐︎魔の生後7ヶ月
車が停まっていようが動いていようが関係なしにギャン泣きのチャイルドシート拒否が始まりました。慣れるどころか悪化した…?と心の風穴が少し広がったのを覚えています。笑
ネットでは、泣かせておけばいつか泣き疲れて寝るという意見を散見しますが、うちの娘は絶対に泣き続けるんです。寝ないんです。
我慢比べだ!と30分程抱き上げずに見守ったことがありますが、引き付けを起こすんじゃないかというくらい激しく泣くので断念しました。顔を真っ赤にしてオエッとえずきはじめるので、怖くてそれ以上は放置できませんでした。
ちなみに、ベビーカーやチャイルドシートにおもちゃをつけると良いという情報をネットで見て試しましたが、残念ながら娘には効果がありませんでした。メリー、歯固め、ガラガラ、音の鳴るおもちゃ…etc
この世のどこかに娘に合うおもちゃが、何か画期的な商品があるんじゃないかと、寝かしつけを終えると毎晩ネットの砂漠を彷徨っていました。
そんな中、唯一効果があったものが、スマホアプリのガラガラです。まさかの無料。今までのおもちゃへの課金は一体……
がらがら◆ベビーが泣き止むタッチ遊び
I-FREEK SMILES INC.posted withアプリーチ
しかし0歳からスマホを見せていて良いのかという葛藤もあり、最終手段として使っていました。
⭐︎ベビーカー・チャイルドシート克服を一旦諦める
生後9か月
久々の帰省からの帰り道、私の心がポキッと折れたある出来事が起こります。
地元のお祭りに参加する為、帰省する事に。生後7ヶ月からパワーアップしたチャイルドシート拒否でしたが、何度かの帰省を経て遠出する際の必勝法を編み出していました。
その必勝法というのが、
朝寝の時間(8時〜11時)に合わせて出発!
たったこれだけの事ですが、我が家では大きな発見でした。発車直後こそぐずりますが、すんなり寝てくれるので車で3時間弱かかる実家への道のりもたっぷり3時間寝てもらい、起きた頃にハイ到着とノンストレスで帰る事ができていました。
そして当日、何事もなく実家へ到着。数日の楽しい時間を満喫しました。
最終日は朝食をお腹いっぱい食べて、もう絶対に寝る!という状態で出発です。
ところがこの日はしばらく経っても全く寝る気配がありません。そのうちグズグズし始めるので、車内は段々と不穏な雰囲気に。お菓子とガラガラアプリでどうにか乗り切ろうとしますが、それも徐々に効果がなくなり、なんとか気を逸らそうと声をかけたり歌ったり。
しかし努力も虚しく出発から1時間半後、ついに娘が大爆発大号泣してしまいます。
もう高速に乗っていたので、行けるとこまで行くしかない…。止める事も降ろすことも出来ないので、今日こそは泣き疲れて寝てくれと祈るしかありませんでした。けれども30分後、オエオエとえづき始めてしまいます。それも父親が歯磨き中に「オエーッ!」とやっているような、すごい音量のえずきです。宥めようにも娘もパニック状態で、こちらの声は一切届きません。
尋常じゃない娘の泣きっぷりに、ヤバそうだから次のPAで一旦休憩しようと夫と話した直後、娘が盛大に嘔吐してしまいました。
見たことのないくらい顔を真っ赤にして激しくえづき続ける娘。吐瀉物が詰まって窒息してしまうんじゃないかと、PAに着くまで怖くて仕方がなかったです。あと数分到着が遅かったら、許されない事ですが途中でチャイルドシートから降ろして、抱き上げてしまったかもしれません。
幼児は胃が未発達な為、泣いたら吐いてしまう子は結構いるみたいです。この時はそんなこと知らなかったのでこちらもパニックでした…。
PAでしばらく休憩をして事なきを得ましたが、この後どうやって帰ったかは必死すぎてほとんど記憶にありません。笑
この出来事がトラウマになり、それからというもの車で遠出は出来なくなりました。どうしても用事がある時は高速は使わず下道で。泣いたら休憩の繰り返しで神経をすり減らしながらの車移動です。
休日は近場のモールや公園くらいしか行けなくて、本当にマンネリ状態でした。大人のエゴかもしれませんが、もっと色々なところに連れて行ってあげたいのになあと。
⭐︎救世主現る。効果的だったグッズたち
1歳4ヶ月
相変わらずチャイルドシート・ベビーカー拒否問題は解決していませんでしたが、あるものを導入したことで以前より少しだけ耐久時間が伸び、車移動が楽になりました。
1、チャイルドシートからジュニアシートに変えた
新生児の頃から使っていたチャイルドシート。乳幼児兼用の4歳まで使える商品でしたが、一歳を過ぎてからなんだか窮屈に見えるように。そこでジュニアシートに買い換えると、今までは乗せた瞬間にぐずり出すこともしょっちゅうでしたが、ひとまずご機嫌で座ってくれるようになりました。
2、キッズタブレットの購入
この頃おさるのジョージにハマっていた娘。車移動のときにもアニメを見せてあげれば少し大人しく乗ってくれるんじゃないかと微かな期待を抱いていました。しかしスマホだと長時間は目に悪そうだしなー、なんて思っていたところキッズタブレットの存在を知りました。試しに購入してみると、これが大ヒット。
娘の好きなアニメを事前にNetflixやプライムビデオでダウンロードしておき、車載ホルダーに装着しアニメを流しながら出発。これでぐずり出すまでの時間がかなり伸びました。といっても、持って15分程度ですが。笑
しかしタブレットとお菓子の合わせ技で、グズグズしつつもギャン泣き嘔吐は回避して30分くらいの距離ならなんとか出掛ける事が可能になりました。
車以外にもお出かけや外食での待ち時間でも大活躍なので、正直もっと早く買えばよかったと後悔しています。家でも使いたがってアニメや動画ばかり見てしまうんじゃないかと購入前に唯一心配していた点ですが、今のところ「これ見たらタブレットおしまいねー!」と前もって伝えれば、渋る時もありますが切り替えて別の遊びを始めています。
タブレットはamazonのfireHD8のキッズモデルを使用しています。iPadに比べると値段も安いですし、なにより子供向けコンテンツが充実しています。1年間無料でAmazon Kids+を利用することができます。電子書籍やアプリゲームなど、遊びきれないほどたくさんありますし、学習系の教材も豊富です。
ベビーカーの方はというと、元来の抱っこマン気質プラス歩けるようになりあんよ楽しい期が組み合わさり更に乗りたがらなくなったので、この頃には我が家では荷物カートとして認識されていました。
⭐︎その日は突然に。あっさりすぎる断固拒否からの卒業
1歳6ヶ月
花見をしようということで、近くの花見スポットまで車で出かけることになりました。(約20分)
娘にはタブレットで動画を見せつつ、談笑しながら目的地に到着。そこで気がつきます。あれ?今日一回も泣いてないじゃん!と。
それから桜並木を歩いたり街を散策したり、なんと30分以上大人しくベビーカーに乗っていてくれたのです。こんなことは生まれて初めてだったので、驚きと喜びでその日は忘れられない日になりました。笑
この日を境に今まであんなに泣いてたのはなんだったの?とビックリするくらい、安定してチャイルドシート・ベビーカーに乗れるようになりました。
まだ長時間となるとグズりますし、特にベビーカーは降りたがる事も多いです。完全に克服したとは言えませんが、お出かけの精神的なハードルは格段に下がりました。
子育ては辛く大変なことばかり、でも必ず終わりがくる!よく聞く言葉ですが、身をもって実感した出来事でした。
こうやってひとつひとつ乗り越えて行くのかな。
⭐︎おわりに
いかがでしたでしょうか。
子供の性格によって悩みも様々だと思いますが、たまたま周りに同じ悩みを持つ親御さんが居なかったので、この記事にたどり着いてくれた方が共感してくださっているとしたら、嬉しい限りです。
うちの子はベビーカーでお散歩するとご機嫌だよ〜とか、チャイルドシートに乗せたらすぐ寝ちゃうんだよねー!なんて話を聞くたびに、ええ、どうしてそんなにお利口さんなの!?と驚いたものですが、うちの子の様に乗り物拒否の赤ちゃんの方が少数派みたいですね。羨ましい!
育児に悩みは尽きないんだなあと毎日思い知らされますが、メンタル豆腐人間の私が少しでも楽しく育児が出来るように、試行錯誤していく様子をブログに綴っていけたらと思っています。また覗きに来てくださると幸いです。
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